Ｙ７サミットの開催おめでとうございます。

　伊勢志摩サミットまで、残すところ一カ月となりました。サミットにおいては、現下の世界経済の情勢を踏まえた対応策が最大のテーマとなります。Ｇ７の首脳で突っ込んだ議論を行い、世界経済の持続的な、力強い成長に貢献するよう、明確なメッセージを発出したいと考えています。

　これに加え、北朝鮮情勢やテロなどの外交・安保問題、気候変動や開発の問題など世界が直面する様々な課題、日本がリードしてきた「女性が輝く社会」、質の高いインフラ、国際保健、そして８年ぶりにアジアで開催されるサミットなので、アジア太平洋の情勢等についても、Ｇ７の首脳と率直に議論し、リーダーシップを発揮していきたいと思います。

　今回のＹ７サミットでは、難民問題、テロ対策、環境問題などのグローバルな課題について議論されると伺っています。どれも重要な課題です。Ｇ７各国から、３０歳以下の若者が早稲田大学に集って、熱い議論を戦わせることに、大いに期待しています。

　次世代の担い手である参加者の皆様が、溢れるばかりの創造性をもって、これらの課題に取り組んで行くならば、世界の未来は必ずや明るいものになると考えます。

　「Ｙ７サミット」は、皆様のような若者同士で熱い議論を行い、友情を培って、国際社会の未来を紡いでいってほしい、との希望を込めた事業です。今回この事業を支援して頂いている関係者の皆様に、心より敬意を表します。

　参加者の皆様が、日本で共に過ごした時間を大切に、国際社会の課題解決に向けた強い気持ちを持ち続け、大いに活躍されることを心より希望し、私のメッセージといたします。